比古地朔弥(ヒコチ・サクヤ)ブログ

漫画家、比古地朔弥(ヒコチ・サクヤ)のお仕事告知、宣伝の専用ブログです。

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「ライジングガール!」日本初の女性メダリスト~人見絹枝~

盛り上がってますな!北京オリンピック。オリンピックと言えば、私にとっては「人見絹枝」さんです。ご存知でしょうか?日本女性で史上初めて、オリンピックメダルを取った人なのです。彼女の人生を、「ライジングガール!~人見絹枝物語~」という漫画で描かせていただきました。rg-tankoubon.jpg
実在人物物語、というと企画物ってイメージがあって漫画としては安く見られるところがあるかなーと思うのですが、それは誤解ですぜ。これはほんとうに私自身が彼女に惚れ込んで、描きたくて描きたくて描かせてもらった入魂の作品なのです。ネームの段階から、何度も感極まって涙を流しながら描いた漫画なんて初めてでした。
そして自分の作風としても大きな転機になりました。人見絹枝という人の、実在の話だから、という隠れ蓑があったからこそ逆に、これまでなかなか前に出せなかった一面を思い切り出せた感があります。

それまでは陰のあるドロドロと重いドラマを描くことが多くて、またそれがオファーとしても続いてしまい、なかなか抜け出すことができなかったのは実はけっこうなストレスでした。今のところ「ライジングガール!」は、他の単行本とはかなり異色の存在となっています。でも一番素直に誰にでも「読んでください」と進められる作品です。表紙は何やら堅いですけど、きっちりエンターテイメントしていますよ。思い切り「漫画」です!人見絹枝に興味がなくてもスポーツ物としてお楽しみいただけるかと。
nikki-kinue.jpg女性誌で連載していたからもあると思いますが、意外と女性読者の支持として多かったのが、フェミニズム的なカラーの強さだったようです。まだ女性が運動をやること自体否定されていた時代に、スポーツの素晴らしさを説いた方ですからね。今オリンピックで女性がのびのびと活躍できるのも、人見絹枝という存在がいたからこそといっても過言ではないでしょう。

彼女のことは残された文献や画像からうかがうしかできませんが、調べば調べるほど「ええ、すごい!」と尊敬し、純粋で前向きな性格にどんどん惚れ込んでしまうほどでした。真面目過ぎたきらいはありますが、ほんとうに、心の美しい人だったのだなと思います。彼女のキャラクターは、そういう本質的な意味ではあまり脚色していません。
これまでは悲劇のヒロイン的な紹介が多かったようですが、私はそうは色付けません。
もっともっと、たくさんの人に知って欲しい存在です。
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  1. 2008/08/15(金) 02:13:01|
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